詐欺防止を手助け 松山のタクシー会社がボード設置
高齢者の利用が多いタクシーの車内で特殊詐欺の被害防止の一助にしてもらおうと、松山第一交通(愛媛県松山市)は7月31日、所有するタクシー63台の車内に注意書きが記されたボードを設置し、被害防止の呼び掛けを始めた。
同社によると、金融機関や買い物に行くためにタクシーを利用する高齢者も多いといい、被害防止と犯人への抑止力になればと、助手席裏側に掲示した。全国の同社グループ約220事業所、車両約8000台にも設置する。
ボードには「詐欺にあっていませんか?」「甘いことばに締めていますか?心のシートベルト」などと書かれ、詐欺の電話などを受け、金融機関に向かうためタクシーを利用する人に気付いてもらいたいとの願いを込め、同社が自作した。